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2026/5/254Claude Code, Antigravity, AI, Vibe

Antigravity 2.0 を触ってみた:1.x との別物感と、Claude Code の現在地

Antigravity 2.0 が 1.x とは別ベクトルの製品になっていた件、そして相対的に Claude Code が格下げ気味に見える話。Opus が良いとはいえ、ハーネスと用途次第というのが現場の実感です。

結論から書くと、Antigravity 2.0 は 1.x とは 別モノ だと思った方が良いです。 そして、相対的に Claude Code が「格下げ」に見える瞬間も出てきました。 ただし、これは ハーネスと用途次第 で、Opus 自体は依然強いです。

毎日 Claude Code と Codex を相棒として仕事しているので、各ハーネス(コーディングエージェントの実行環境)の動向は気にして触っています。 最近 Antigravity が 2.0 になったので一通り触り、しばらく現場で並走させた所感を書きます。

Antigravity 2.0 が 1.x から「別モノ」になったところ

1.x のころの Antigravity は、シンプルに 「速い/軽い/取り回し良い」 が売りでした。 小さなタスクを Vibe コーディング的にバン と片付ける用途で、僕は重宝していました。

ところが 2.0 では、

  • 計画立案フェーズの比重が大きく増えた
  • マルチエージェント(複数のサブタスクを並列で動かす)色が強くなった
  • ツール呼び出しの抽象度が上がった

要は、「自律性を高めた・大きな仕事を任せる」方向に振った わけです。 これは方向性としては正しいと思います。

ただ問題は、1.x で重宝していたユースケース がやりにくくなったこと。 「数行のスクリプトをすぐ書きたい」「ちょっと既存ファイルをいじりたい」みたいなライトな仕事に対して、 2.0 はオーバーキル感が出ます。

これは 同じ製品名で別モノ が来ているという感覚に近い。 1.x ユーザーは「うちの作業フローと合わなくなった」と感じるはず。

相対的に Claude Code が「格下げ」に見える瞬間

ここから本題。Antigravity 2.0 の方向転換を踏まえると、 Claude Code が相対的に 格下げ気味に見える瞬間 が出てきました。

具体的には:

  • 大規模リファクタや横断調査 のタスクでは、Antigravity 2.0 の並列実行の方が速い
  • 複数ファイルを跨ぐ計画立案 が、Antigravity 2.0 はやや上手い
  • ツール選択の能動性 で Antigravity が一歩前に出ている感

「格下げ」というのは、Claude Code の性能が落ちたという意味ではなくて、 競合の打ち手が一段上がったことで相対的に見劣りする場面が出てきた という意味です。 これはハーネスの世代交代として、避けられない動きでしょう。

それでも Opus は強い

ただし、モデルとしての Opus は今でもトップクラス だと感じます。

  • 「これ、本当に難しい設計判断」みたいな局面では、Opus の応答の解像度が一段違う
  • 「曖昧な要件から、ちゃんと質問を返してくる」挙動が依然として強い
  • 長文脈の維持 が安定している

つまり、Claude Code の優劣を語るときは:

  • モデル としての Opus → 今でも超強い
  • ハーネス としての Claude Code → 改善余地あり、競合が攻めている

これは分けて考える必要があります。

ハーネスと用途次第、という結論

現場での実感は、ハーネスと用途の組み合わせ次第 という当たり前の結論に着地します。

  • 長く深く考える単発タスク → Claude Code (Opus)
  • 大規模な並列調査・実装 → Antigravity 2.0 が有利な瞬間あり
  • 書き捨ての細かい仕事 → Codex の方が小回り効く
  • 既存リポジトリへの差分実装 → Claude Code は依然強い

「一つのハーネスだけで全部やる」時代はもう終わっていて、 用途で使い分ける のが現実解です。僕自身、毎日 Claude Code / Codex / Antigravity を行ったり来たりしています。

経営の視点から見ると

これは技術ブログですが、経営者目線も少しだけ。

会社で AI コーディングツールを導入する際、「どれが一番良いか」を比較表で選ぶ意思決定は、もう古いと思っています。 用途別に複数導入して、現場が選べる状態にする のが、向こう1〜2年の最適解。 そのためにかかるツール代は、人件費に対しては誤差です。 むしろ、選択肢を絞って「合わないケース」が発生する方が、トータルコストが上がります。


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